日本サンボ連盟
【大会情報】プーチン大統領杯大会実行委員長より日露武道交流年記念事業サンボ開催にあたり

日露武道交流年記念事業サンボ開催にあたり

日露武道交流年記念事業サンボとは、2013年4月、安倍総理とプーチン大統領との間で行われた日露首脳会談において、スポーツ分野における日露交流を発展させる重要性につき一致し、2014年を「日露武道交流年」とすることに合意したことに端を発します。
サンボでは、昨年5月にユニバーシアード代表合宿のために来日したタバコフ教授が団長として再び来日しロシア人5名の講師による国際レフリーセミナーを開催します。また、9日に開催されるプーチン大統領杯第40回全日本サンボ選手権大会、11月成田市で開催される2014年サンボ世界選手権大会も日露武道交流年記念事業に認定されました。
レフリーのレヴェルアップは競技の発展には欠かせません。サンボ発祥の地、ロシアから講師を招いてのセミナーは最も充実した内容になるに違いありません。受講者はそれぞれが置かれているところで、学んだもとを伝えてほしいと願います。
プーチン大統領杯は11月の世界選手権大会代表選手の第一回選考会も兼ねています。各階級、昨年のプーチン大統領杯優勝者、ユニバーシアードメダリストの参加があり熱い戦いが繰り広げられるでしょう。
世界選手権大会まで9ヵ月と迫りました。昨年、サンボ生誕75周年記念大会がサンボ発祥の地ロシアのサンクト・ペテルブルグで開催されました。奇しくも参加国は75か国で500名以上の選手が参加しました。今年の大会ではさらに上回ることも予想されます。まだ見たことのない最高のレヴェルのサンボをお見せすることができます。これから選ばれる日本代表選手はそれに負けないように準備し開催国日本の誇りを背負って戦ってほしいと願います。また、日本では大会そのものが無いのであまり知られていませんが、サンボにはスポーツサンボの他にコンバットサンボというものがあります。日本でも有名なヒョードル・エメリャーエンコもコンバットサンボ出身です。11月の世界選手権大会ではコンバットサンボの試合も行われます。日本では選手発掘、ルール対応も含めて早急に対応します。我こそはと思う格闘家は名乗り出てください。
繰り返しますが、レフリーセミナー、プーチン大統領杯、世界選手権大会は日露武道交流年記念事業として行われます。武道という切り口での日露両国民の交流の活性化と相互理解を促進していくということが望まれます。しかし、それは日露だけのことではありません。サンボを通じて世界の人と人、国と国がつながることを心から願います。

一般社団法人日本サンボ連盟 副会長
プーチン大統領杯大会実行委員長
浅井 信幸

おすすめの記事